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電源・空調

コンピュータを設置する室内環境で大切な要素は電源と空調です。震災などで電源供給が停止するとコンピュータは当然停止します。しかも正常なシャットダウンの手続きを踏まずに停止してしまいますから、次に電源供給が開始されても再び起動するとは限りません。仮に起動したとしても、処理中であったプロセスがファイル更新を伴う処理であった場合、データの不整合が起きている可能性があり、アプリケーションとして正常な処理を続行できるという保証はありません。

それを回避するために通常はUPS(無停電電源装置)を経由してサーバに電源を供給します。突然の停電やカミナリなどの影響で発生する瞬断が起こってもUPSに蓄電した電気からコンピュータサーバには電源が安定して供給されます。すぐに停電が治まった場合は問題ありませんが、その後長く停電状態が続くようであれば、正常なシャットダウン手続きを踏んでサーバを落します。

また、コンピュータは熱を発しますので、回りの温度が高くなります。コンピュータ内部のCPUには冷却装置のファンなどが付いていますが、それはCPU回りに熱が溜るのを防いでいるだけです。室内に何台ものコンピュータを設置すると室内温度が上昇します。余り高い温度になるとコンピュータ機器の障害発生の原因になり、ハードウェアの寿命を短くします。

このようにコンピュータを設置する室内には電源と空調設備が必要です。一般のオフィスにこの様な設備を整えるには大きな費用がかかりますから、データセンターに設置したサーバを利用する方が安全で低価格にコンピュータ・サーバ・システムのサービスを受けられます。これがクラウド・コンピューティングの大きな利点です。