インターネットの歴史
ARPANETとは、Advanced Research Projects Agency Networkの略です。アメリカ国防総省の高等研究計画局(ARPA)ラリー・ロバーツの指示の元に導入されたコンピュータネットワークです。各地域に設置したUNIXコンピュータを中継機ルータで相互に接続したところから、現在のインターネットに発展しました。ネットワークプロトコルにはUNIXコンピュータの標準プロトコルであるTCP/IPを採用しました。
インターネットが普及するまでのネットワークプロトコルは、コンピュータメーカによりバラバラでした。IBMのSNA、MicrosoftのNETBIOS、AppleのAppleTalk、UNIXのTCP/IPとそれぞれメーカ独自のプロトコルであり、メーカの異なるコンピュータ同士は同一のネットワークに接続できませんでした。しかし、ARPANETがUNIXコンピュータで構成され、プロトコルはTCP/IPとなりました。そのままインターネットとして普及したので、各メーカも独自のプロトコルにTCP/IPをカプセリングするようになりました。今では、メーカや機種の異なるどのコンピュータもTCP/IPで接続が可能です。
国防が目的のARPANETですが、大学や研究所に広がり、さらに企業や一般家庭にも広がり1990年頃にはアメリカ中のネットワークが相互に接続されてインターネットの通信網が形成されました。そして、世界の国々に広がっていったのは言うまでもありません。
DNS(Domain Name System)の逆引きにin-addr.arpaという記述があるのはその名残です。