インターネットの歴史
IMP
IMPとは、Interface Message Processor の頭文字を取った略です。IMPは今で言うところのルータです。ネットワークの中継地であり、パケットを最終到着地(ディスティネーション)に向けて、経路を選択し、正しく次の中継地へ送るという機能を持ったコンピュータと言えます。
1969年カリフォルニアにある3校でIMPの実験が行われました。カリフォルニア大学ロサンゼルス校、カリフォルニア大学サンタバーバラ校、スタンフォード大学、この3つの大学を相互に接続した三角形のネットワーク回線から実験が始まりました。その後、4つ目の大学としてユタ大学がスタンフォード大学と通信回線を接続しました。
そして、カリフォルニア大学ロサンゼルス校から直接接続していないユタ大学に、スタンフォード大学のIMPを中継してパケットを送信できれば成功です。結果はIMPがパケットを正しく中継して無事にユタ大学で受信できました。成功です。後はこれに続く中継地を増設してネットワークを拡大して行きました。
このプロジェクトを指揮するARPA(国防総省高等研究計画局)のラリー・ロバーツはプロジェクト名をARPANET(アルパネット)と名付けました。ここにインターネットの元祖が誕生した訳です。IMPによるARPANETは一部の中継基地に障害があってもネットワーク全体に影響を及ぼさないというものです。ユタ州の電話中継基地爆破事件から8年後の事でした。
その後、ARPANETの標準プロトコルにTCP/IPが採用されました。