RASIS
Integrity(保全性)
Integrity(保全性)は何らかの原因でデータが破損したり喪失してしまったり、またはデータの不整合が起きないようなソフトウェアシステムの指標です。ハードウェア障害により記憶保存していたデータを喪失してしまうのはよくある事です。パソコンを利用する一般の人にも経験があるでしょう。
そのための有効な対策はデータのバックアップです。万一データを喪失したり破損してもバックアップデータから回復させます。バックアップを取る間隔はシステムの重要性とデータ量により、運用管理者がよく考えなければなりません。データの更新が非常にまれなファイルを毎日バックアップする必要はありませんし、逆に毎日頻繁に更新されるデータのファイルを1週間や1ヶ月に1回では、万一の場合に回復できません。
さらに、データ量が大きいファイルのバックアップには大変な時間を要します。そこで、毎回全てのデータのバックアップを取るのではなく、前回バックアップした後に更新された部分のみの差分バックアップを取ります。こうすれば、毎回バックアップ処理に長時間を要する事はありません。
万一障害が発生し、データを破損または失った場合は、前回の完全バックアップとその後の差分バックアップからデータファイルを回復します。データベースの整合性を失った場合でも同様にバックアップからデータを回復させます。クラウドコンピューティングでは、バックアップ体制については、サーバの運用管理システムで行われますので、利用者はデータの保全性を考えることなく安心してサービスを受けられます。