RASIS
RASISとは、Reliability(信頼性)、Availability(可用性)、Serviceability(保守性)、Integrity(保全性)、Security(機密性)の頭文字を取ったものであり、コンピュータシステムに期待される機能や性能を評価する項目です。これらの項目の評価を高めようと、コンピュータシステムが商用になってからの数十年いろいろなシステム環境が提案されてきました。
Reliability(信頼性)とは、ハードウェアの故障やソフトウェアの障害など不具合が発生せずに正常に動作する時間が長いほどよいという指標です。故障から回復して次の故障が発生するまでが正常に稼働していた時間という事になります。これを平均故障間隔MTBF(Mean Time Between Failures)で表します。
Availability(可用性)は、稼働率という指標で表します。障害が発生すると修理を行い再び正常稼働できるようになるまでシステムは停止します。全体時間の内、修理時間を除いて正常に稼働している時間が何%であるかが稼働率です。
Serviceability(保守性)は障害発生から復旧して再び正常稼働するまでに要する時間です。平均修理時間MTTR(Mean Time To Repair)で表します。
Integrity(保全性)は障害によるデータの破損や喪失、またデータの不整合が無い事の指標です。Security(機密性)は外部からの侵入を防ぎ、データの改竄や機密漏洩の無い事の指標です。
クラウドコンピューティングシステムは、従来のシステム構成に比較して、RASISの項目をより高く評価できるシステムであるとも言えます。