システム構成

オンライン・リアルタイム処理

オンライン・リアルタイム処理とは、銀行のATMに代表される即時処理システムです。端末と中央にホストコンピュータを設置し、ネットワーク回線で接続します。端末はホストコンピュータに処理要求と処理に必要なデータを送信します。ホストコンピュータは即時データを処理して結果を端末に返します。銀行のATMの例では、全国にあるATM端末から、それぞれの処理要求が中央に設置された1台のホストコンピュータに届きます。

入金、出金、振込、など処理の要求も様々です。ホストコンピュータは異なる場所の端末から受取る様々なデータを、1件ずつ即時処理して結果を元の端末に返します。銀行のみでなく、航空券の座席予約システムなど現在では広く使われているコンピュータとネットワークの利用形態です。クラウドと違うところは、専用回線を用いているところです。同じ様なシステムでもネットワーク回線にインターネット回線を利用したシステムをクラウドコンピューティングと呼びます。

専用回線とは、ある一企業の為だけにある回線、またはある一システムの為だけにある回線の事です。他の企業や一般の人々は利用できません。そのためセキュリティは高いですが、非常に高額であり、銀行や保険会社、航空会社など大企業でないと設置は難しいです。

ただ、インターネットが普及する以前からあるシステムで、銀行のキャッシュディスペンサーは1964年から稼働しています。同じ1964年には東京オリンピックで得点集計システムがオンライン・リアルタイム処理の先駆けとして稼働しました。