システム構成
クラウドとは雲のことです。インターネットが始まった頃からインターネット回線に接続されている事を表すシステム構成図に雲の絵が使われてきました。現在はクライアントとサーバ間がインターネット回線で接続されているシステムが主流になってきました。クライアント端末は、デスクトップパソコンや、ノート型のパソコンやタブレット型のモバイル端末であったり、携帯電話端末であったりします。
サーバはネームサーバやWEBサーバ、メールサーバなどネットワークサービスを提供するものや、ファイルサーバ、データベースサーバ、プリンタサーバなど、ビジネス上必要なサーバなどです。これらにクライアント端末がインターネット回線を通してアクセスするシステムをクラウドコンピューティングと言っています。クラウドコンピューティングという言葉は2006年頃から使われ始めた言葉で、このようなシステムはそれ以前からありました。
コンピュータシステムを振返ると、初めはネットワークなど無く、大型汎用コンピュータでバッチ処理と呼ばれる大量一括処理でした。その後コンピュータ同士をネットワーク回線で接続するようになって、クライアントサーバシステムや分散処理システムが利用されるようになりました。バッチ処理はコンピュータとデータを中央に集めて一括処理する方法で、分散処理とは、データが発生した地域でそれぞれ処理するという方法です。
また、銀行のキャッシュディスペンサーに代表されるオンラインリアルタイム処理があります。取引データが発生したその時点で即時処理をします。発生した1件のデータを端末から中央処理装置に送り、即時処理をして結果を端末に返すという処理方法です。この通信はインターネットではなく、銀行の専用回線を使って通信するのでクラウドとは言いません。