通信回線

電話回線

インターネットは急速に広まり、インターネットに適したデジタル回線の設置を待てない速さで普及しました。電話回線はアナログ回線ですが、これを利用してインターネット接続する時期が長く続きました。インターネットが初めに普及したのは大学や研究室や大企業ですから、それらは専用回線で接続する機会に恵まれたと思いますが、中小企業や一般家庭は電話回線を利用しました。

理由は、デジタル回線の設置が遅れたことと専用回線の料金が高額であったことです。電話回線を利用してデジタルデータを送受信するにはモデムが必要でした。デジタルデータをアナログに変換して回線に送り、受取側ではアナログをデジタルに変換しました。デジタルからアナログへの変換を変調(modulation)と言い、アナログからデジタルへの変換を復調(demodulation)と言います。

変調と復調をやる装置を変復調装置と言います。英語ではモデュレーションとデモデュレーションをやる装置なのでモデムと言います。変調方式には振幅変調、周波数変調、位相変調があります。

電話回線でのインターネット接続は従量制であり、長時間接続したままですと、高額な接続料金となり社会問題になりました。その後デジタル回線であるISDN回線を設営、さらにアナログ回線ですが高い周波数を用いて高速通信を実現したADSL回線、そして新たに回線工事が必要な光回線を順次設営して行きました。日本ではNTTが躊躇した事からADSLや光回線など高速回線の設営が遅れましたが、現在では諸外国より高速で低価格な回線が利用できる国になりました。